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投稿官能小説「社内恋愛、皆には秘密」(なつめさん)
今日、部屋で待ってて(社内恋愛、皆には秘密)
「あっ…」
隣の席から、徹(トオル)が声を上げた。
何事かと思って目線の先を追ってみると、デスクの奥に消しゴムが転がってくる。
「あー、そっちいっちゃった。藤野さんごめん、取ってくれる?」
ちょっと奥だけど、手を伸ばせば届く距離。
「いいですよー」と返事をして、咲絵(サキエ)は机の下にもぐる。
お向かいの席の先輩が、「どうしたの?」と尋ねる声がしてる。
「消しゴムが逃げちゃって」と答える徹。
徹も机の下を覗き込む。そのとき徹も机の下に入ってきた。そして触れるか触れないか程度のキス。
びっくりして咲絵が一瞬動きを止めると、徹は唇のグロスを端から端まで、ゆっくりと舌を這わせて舐めとっていった。
咲絵の腰の辺りがザワザワと、甘く疼いた。
私、藤野咲恵と、隣の席の原田徹は同じ会社で恋人同士。徹は1つだけ先輩だが、席が隣で面倒見のいいところがあって、入社してからすぐに仲良くなった。
もう合いカギも交換しているが、社内の人達には誰にも内緒。今のところ、誰も知らない…。
昼休み、1人で給湯室でお茶を入れていると、徹が人がいないことを確認して、入ってくる。
「今日、部屋で待ってて。」
徹は耳元でそう呟いて、戻って行った。
咲恵は唇を這う舌を思い出し、耳まで赤くなる。その後の仕事を、咲恵は必死に冷静な顔を作って片づけた。
今日ずっと我慢してたんだ
徹の部屋のソファーに転がってくつろいでいると、徹が帰ってきた。
「あー疲れたー」と言って部屋に入ってくる。
咲恵はちょっと怒ったフリをしながら、「今日はびっくりしたじゃない!バレたらどうするのよー!!」と口をとがらせた。
「ごめんごめん、だっておいしそうな唇だったんだもん。サキ、怒ってるの?」
「お、怒ってるわよ!」
「ごめんね、サキちゃん?」と徹が頭をなでる。
こんなことされたら、怒れなくなるじゃない…。
咲恵が黙っていると、徹が優しくキスしてきた。
「だめだ、今日ずっと我慢してたんだ。しよ?」
「…う、うん」
ちょっと冷静を装って答えたものの、咲恵の我慢も限界だった。
徹がそっと胸を愛撫してくる。
舌がぐるりと乳首を一周して、先端に吸いつく。咲恵の乳首は堅く尖っていた。
「すごい…サキもしたかったの?」と意地悪な微笑みを見せる。
咲恵は赤くなってうなずく。
「いつから?」
「そんなの、わかんないよ」
「ほんとに?消しゴムのときからじゃないの?正直に言って?」
「うん、そう」
そして口を咲恵の秘部に近づけ、舌を這わせる。愛液があふれ出してくるのが分かる。
「すごい。トロトロだよ。気持ちいいんだ?」
「うん、ああっ…」
「もっと気持ちよくしてあげるね」
手早くゴムをつけると、徹が入ってくる。咲は挿入の瞬間が好きだった。
でも本当に一番好きなのは…
「くちゅ」
いやらしい音を立てて、徹が入ってきた。
咲恵はもう羞恥なんてどうでもいいほど、快楽に身をゆだねていた。
必死にしがみついて、徹の動きに合わせて声を上げる。徹の動きはどんどん激しくなる。
何も考えられない…
「うっ…」
遠くなった意識の中で、徹が果てるのが分かる。
そして、いつものキスが降ってくる。
セックスの後に徹がいつもしてくれる、おでこにキス。
ほっぺたにキス。
そして、唇にキス。
咲恵が挿入よりも何よりも、一番好きなのは、この行為だった。
幸せの余韻に浸りながら、徹をうっすら見つめていた。