アロマテラピーで気分をリフレッシュ
アロマテラピーは、花や木など植物由来の香りを移した精油(エッセンシャルオイル)を用いて、心身のリラックスなどをうながすものです。
香りをかぐと、鼻から入った香りは脳を刺激して、体のはたらきを調節している視床下部に影響を与えます。
また、香りの成分はマッサージによって皮膚から吸い込むことによって、気管の粘膜から血液の流れにのって、全身に影響をおよぼします。
精油(エッセンシャルオイル)のはたらき
アロマテラピーではさまざまな精油が使われていますが、女性になじみの深いものをご紹介しましょう。
月経前症候群(PMS)
ホルモンバランスを整えるクラリセージ、ゼラニウム。イライラするときはリラックス作用のあるラベンダー。気分が落ち込むときはネロリ、ベルガモット。
月経困難症
リラックス作用のあるラベンダー。生理痛がつらいときはカモミール、バジル、タラゴン。
月経不順
ホルモンバランスを整えるクラリセージ、ゼラニウム。うっ血をよくするオレンジ、ジュニパー。
更年期障害
ホットフラッシュ(ほてり、のぼせ)にはペパーミント、クラリセージ、サイプレス。動悸がするときはイランイラン。不安や緊張しているときにはマンダリン、クラリセージ。
お気に入りの香りをみつけましょう
アロマテラピーでは、好きな香りをみつけて、その香りをかぐと心身ともにリラックスできることがいちばん大切です。実際に香りをかいで、お気に入りの香りをみつけましょう。
香りの好みは、その日の体調によっても左右されます。いくつかお気に入りの精油を手元において、体調によって使いわけてもよいですね。
芳香浴に挑戦してみましょう
香りをかぐ芳香浴。いちばん簡単な方法は、ハンカチやティッシュペーパーに精油を1~2滴たらして、直接香りをかぐ方法です。
スプレーで香りを利用することもできます。無水エタノール5mlに精油を10滴たらして、これに精製水45mlをくわえます 。よくふってから芳香スプレーとして使います。
リラックス効果の高いオイルマッサージ
植物オイル(ホホバオイル、スィートアーモンドオイルなど)100mlに精油を1~2mlくわえてマッサージオイルをつくります。
10円玉くらいの量を手にとり、おなかは「の」の字を描くようにマッサージ。首すじ、肩、腰、太もも、ふくらはぎなど、気になる部分を手のひらであたためるようにマッサージします。
アロマバスで半身浴をしてみましょう
アロマバスは、ぬるめのお湯をはって精油を5~6滴たらします。
精油は湯に溶けにくいので、気になるときは大さじ1杯の塩、あるいは牛乳に精油をまぜてから入れると溶けやすくなります。
半身浴で、精油の香りを吸い込みながら、汗が出てくるまで20分から40分ほどゆっくり入浴しましょう。
血行が高まって、冷えの解消にも役立ちます。
≪宇津木寿子先生プロフィール≫英国IFA認定 アロマセラピスト 看護師
看護歴20数年、都内大学病院で16年勤務。大学病院勤務中、アロマセラピーに興味を持ち10年前に勉強を始めました。皆さまが少しでもリラックスした環境で診療をお受け頂けるようにアロマの香りをお届けしております。メディカルアロマセラピーコースでは皆さまの症状に合わせたトリートメントを行い、身近にアロマセラピーを取り入れていただけるようご紹介をしています。
女性の体や恋愛、セクシャルなお悩み解決をサポートするラブコスメの編集部。商品だけでなく、情報の面からも、女性の笑顔溢れる毎日を応援します。