戦国武将だって男。セックスで女性を満たすことができれば男性として嬉しかったのではないでしょうか。そのためには、セックス中にも女性の欲求を察する必要があります。
前回は、戦国武将が女性の「エッチしたい」気持ちを見極めるために参考にしていたことをご紹介しました。今回は「セックス中の女性の欲求」つまり…「セックス中のおねだり」を見抜く方法についてご紹介いたします。男性にとって参考になるのはもちろんのこと、女性も参考にできますよ。
二人が一緒に快感を得るためのチェックすべきポイントを見ていきましょう。
戦国武将がチェックしていた「女性のセックス中のおねだり」
一.挿入中の「しがみ付き」を見逃すべからず
男女がすでに(正常位で)セックスしている時、女性から男性にしがみつき、体を揺さぶって密着させてきたら、女性は激しく感じています。彼女はもっと激しいピストン運動を求めているのかもしれません。
スローセックスもいいですが、時には激しく突いて欲しい時もあるもの。そんな時、女性は恥ずかしがらずにおねだりしてみましょう。もちろんその逆で、まだ高まっていないのに、パートナーが乱暴なピストンをしてきた時は、さり気なく、しかし分かりやすくたしなめるべきです。
二.挿入中は「静かな反応」も見逃すべからず
(正常位で)セックスしている時、女性が(しがみついてくるのではなく)仰向けで手足を伸ばしていたとしても、鼻息を荒くして、足の親指を反らすような反応をするなら、十分に快感を感じている証拠です。
反応の仕方は人それぞれ。しがみついて激しく体を揺さぶるばかりが、女性の反応とは限りません。男性は静かな反応も見落とさないようにすべきです。
三.性器を密着させる仕草を見逃すべからず
(正常位で)セックスの時、女性が自分の手で自分の両脚を持ち上げ、ヴァギナを強く密着させて、ペニスが抜け出るのを惜しみ、男性の突き上げに強く反応するのは、激しく感じている証拠です。このような時、女性は膣の奥(子宮口、ポルチオ)を突かれることを望んでいます。
ポルチオは女性に強力な性感をもたらしますが、まだ高まっていない時に突かれても、痛いだけです。男性は、奥まで深く突くだけがピストン運動ではないことを知っておくべきでしょう。ポルチオ性感は開発に時間がかかりますし、感じるようにならない女性もいます。あまり感じていないようだからと言って、いたずらに激しくされても、女性は痛いだけですので注意しましょう。
四.我を忘れたような乱れを見逃すべからず
挿入中、女性がペニスが抜け出るのを嫌がり、手足を絡めて男性の腰を抱き締めたり、縦横に体を揺さぶりながら声をあげ、我を忘れたようになることがあります。これは膣内のかゆい所(感じるポイント)にペニスがうまく当たって、快感に満足している証拠です。
膣内の感じるポイントは一人一人違いますし、誰もが膣イキができるわけでもありません。できれば女性はうまいこと男性を誘導して、感じるポイントを突いてもらうようにしましょう。
よいセックスのためには、プレイの時以外にも、プレイについてよく話し合う必要があります。
五.女性からのピストン運動を見逃すべからず
セックスの時、男性が静かに承前のピストン運動を行うと、女性も次第に自ら体を動かしはじめます。やがて(正常位で)自分の体を持ち上げて、男性の腰を抱え、下から激しくピストン運動をするのは、快感の頂点に達している証拠です。
この時、男性は膣奥の左右にペニスの先端が当たるようにし、膣奥から愛液が溢れてくるまで、やめてはいけません。
いかがでしょうか。『黄素妙論』では「男性は精を洩らさないこと」が原則のため、どのタイミングで射精するのが理想的か…という点については触れられていません。しかし子孫繁栄のため射精はしたはず。女性がイった後に…ということかもしれませんね。
「お互いが一緒に満足するセックス」の一つの形として、「同時イキ」を目指したいカップルは多いと思います。しかし、互いの年齢や体力、相性などから同時に到達できないカップルは少なくありません。現代でも一緒にイケないと悩むカップルは多いものです。
忘れないで頂きたいことは、同時イキだけがセックスの成功ではないということ。まずは男性は女性をよく見つめ、女性も恥ずかしがらずに感じる姿を見せることが大切かもしれません。そして「どうすれば二人ともが満足できるセックスになるか」を、二人でよく話し合ってみるのがよいでしょう。
1970年生まれ。1996年より、漫画原作者として活動。2009年、日刊誌連載「日本性史」にて、アダルトライターとして活動開始。
スマートフォンアプリ「セックスの日本史」、女性向けWEBサイト連載「蔦葛物語」「オンナとオトコの日本史/世界史」などの著作がある。