ダイエットが長続きしません｜カラダのお悩み相談室

以下、かなり長い読み物になってしまいますが、少々おつきあい頂ければ嬉しいです。

「どうすればダイエットが長続きして、かつきちんと痩せられますか？」とのことですが…
この質問は、私には「どうすればシュワちゃんのようにハードなトレーニングを続けられ、かつ、シュワちゃんのような素敵なボディを手に入れられますか」というような質問のように見えるのですが…汗
最近の事情にうとくてわかりづらければ申し訳ないのですが、、シュワちゃんでなくても、スタイルの良いモデルさんか誰かに置き換えてられてもいいかと思います。
失礼なたとえかもしれませんが、わんちゃんのコーギーがコリーにいくら憧れてトレーニングしても、ちょっとは近づけても、同じにはなれないと思います。逆にコリーもコーギーになれません。
どちらが良いか悪いかではなくて、私にはどちらもかわいらしく思えます。
数字だけでみると、私は、あみなさんの今の体型は、太いどころかむしろ健康的だと思うし、かなり好みです。下っ腹がぽってりしてるくらいが丁度いいのです。世の男性の多くはそう言うのではないでしょうか。

とまあ、こんな小賢しいことは言われても全く嬉しくないですね、
なので真剣にご要望を実現すべく考えて見ますと、マイナス１０キロを永続的に実現するには、ご質問にもあるように、漸次的（じょじょに・長い目でゆっくり）に進めていくのがいいかと思います。年単位のスパンです。
急にやせると無理がでるので、一時的に達成するのならいいですが、ほぼ確実に反動で食べて戻ります。これは体が命の危険を感じるからでしょうが、当然の働きです。

そこで、このように考えてはいかがでしょうか（以下は私の一つの考え方であり、文面はともかく、おしつけるとか、これが正しいとか主張する意味ではありません）。

まず、食べ物を無駄にしてはいけません。あなたの食べる物が植物でも、動物ならなおさら、意識ある命が絶たれその肉が加工されてあなたの口に入るのです。
生き物にそのような事情を認識する高等な意識はない、となぜいえるのでしょうか？
たとえば、自分が人間より知性をもった恐竜に飼育される愚かな生き物であったとして、栽培されるか狩られて食べられる場合のことを想像してみてください。
いやですよね。とてつもない恐怖です。なのに言葉を知らないので声もあげられない。
しかし、その恐竜のお母さんは、こども恐竜に「食べたくなくても好き嫌いせず、文句をいわず最後までたべましょうね～食べ物（あなた）に感謝しなさ～い」などといっています。嫌なら食べないでよ、こちとら生きたいんじゃい、ですよね。

自分の生命維持には、他の命を食べることが必要不可欠ですが、もし生命の痛みがわかるならば、自分の命や健康を維持する以上に、過度な娯楽として無用に命を奪ってはいけません。
たとえ自分が食べなくても、誰かが食べる、すでに加工されてるじゃん、というのではなく、そのような姿勢に加担してはいけません。
昔は直接自分が食べる命に手を下していたことも多かったので、良心の呵責なのかお供えや供養等していましたが、現代ではますます他人や機械に命を奪ってもらうため、そのような遠慮もほぼなくなりました。
むしろ成長や健康のための栄養摂取、あるいは経済発展（売上げ向上）として美徳とされる面が強いでしょう（戦争や武力行使と同じ構図）。
しかし、成長や健康、経済発展は、他の建設的手段で達成すればいいのです。他の命をむやみやたらと積極的に犠牲にして成り立たせるものではないでしょう。

物を食べるとき、今口にしようとしているものは、自分が本当に必要としているのかな？無駄な消費ではないか？と自問することが大事です。
何も罪悪感を感じて切り詰めるとか、３６５日上記のように考える必要はありません。
食べたくなれば、たまにはいっぱい食べるのもいいでしょう。しかし、常にお腹がいっぱい、あるいは減っていないのに惰性で食べる必要はないということです。
そうすると、多くの人は、今まで食べていたのが１０なら９か８くらいの量にはなるでしょう。長い目でみれば大きな差がでます。
また、上記の考えが納得できるなら、動物性のものは極力とらないようになりますから（体が欲する場合は別です）、カロリーも少なくなります。

なお、空腹になるとイライラしてしまうのは、人間の意志では克服困難な性質です。おそらく食物を獲得しようと闘争本能がでて、あみなちゃんバーサーカー（狂戦士）モードに突入するのだと思います。
これは誰にとっても（自分にも）迷惑なので、イライラしてしまうような空腹状態になるのは避けましょう。
食べるのはあくまで腹８分にして、お腹がすいたな～と思ったらまた、８分程度食べればいいと思います。
これはお腹を減らし続けるという意味ではなく、もう食べれないという状態になる前にやめる、という意味です。つまり食べ過ぎないということ。
これを続けると体重も一定の幅で安定するでしょう。多少たべてもたべなくても、そこまで変化しなくなります。そこが、あみなさんの持って生まれたベスト体重だと思います。

私の周りの人の多くが、まあ～たべるたべる。そんなに食べてどうするのだろう。本当に食べたいと思って食べているのだろうか。
と直接聞いてみると、たいてい「え？」みたいなきょとんとした顔をされます。
スタジオジブリの「千と千尋の神隠し」の千尋の両親がブタになって食べているのは、宮崎駿なりの比喩かと思ってます。
食事は命をとりこみ同化することですから（ウ○コには食べ物の成分はほとんど含まれておらず、大部分が腸内細菌と水分のおだんごらしいです）、何を食べるかはよく吟味したほうがいいと思います。
生命に慈悲の心を…とかおおげさなことではなく、無用に命をなくすのはよくないよね、というライトな感覚だと長く続くかと思います。

最後に、これは私の仮説にすぎませんが、性にいきづまっていたり、上手く発散できない夫婦・男女が、その鬱屈を発散するためモリモリ食べることがあるのかな、と考えています。
なので、あみなさんが、性の欲求を抑圧されているようなことがもしあれば、それをオナニーやエッチで心ゆくまで発散できたら、食欲もあるいはおさまるかもしれませんよ。

お礼：

にんにくまん様、回答ありがとうございます。
お返事が遅くなってすみません。

そうですよね、年単位で頑張らないと痩せられないですよね…。
腹八分目を心がけて頑張ります。
ちなみに性欲は思う存分発散してます(笑)
ありがとうございました！