生理中のオナニー シャワーは駄目？｜オナニー・マスターベーションのお悩み相談室

あこさん、はじめまして♪
ネットで流れている情報は大げさなものもありますが、ある程度事実も含まれていると思います。
そういうの沢山目にすると、なんだか不安になってしまいますよね。

シャワーの水道水はそのままだと雑菌や諸々含まれていて、体に良くないって聞いたことがあります。
とはいえ、そんなこと気にし過ぎていたら普通のシャワーだって浴びられなくなってしまうし、日常生活が送れなくなってしまいますよね〜^^;
完全に安全なことなんてないし、何語も程々にする分には何も問題はないんじゃないかな。
だから、あらゆる事実を知って、そういうものだと割り切ってしまった上で、もう自分がしたいことを思い切って楽しむのが一番だと思います！

雑な回答になってしまいましたが、すこしでもあこさんのお力になれたら幸いですm(_ _)m☆

うーん…。
生理中のシャワーオナニーは、なぜ、しないほうがいいと疑問に思われたのでしょうか。
私にはしないほうがいい理由が良く分からないし、あってもどのような理屈でそのようなことが言われているのか興味があります。おそらく誰かの受け売りなんでしょうけど。
なので、してもいいと思いますよ。体がしたいと思うことは、それをおしとどめることがストレスになり健康に悪影響がでます。


回答はここまでで十分でしょうけど、「ネットではいろいろな情報が溢れ、何が正しいのか分からず」とのことなので、ちょっと長くなってしまいますが、お時間があれば参考程度のちょっとした雑学につきあっていただければと思います。

「何が正しいのか」については、世の中に９９％のみなさんが思うような「正しい」ことや「誤り」というものは存在しません。そのような存在しないものに依拠する断定的態度が新たな問題を産む原因となります。

では私の言う「存在しない」というのも断定ではないのか、とかいう禅問答のような疑問がありますが、ちょっと難しい話ですが、これは次元が違うということです。
私は袋の中で正しいとか誤りとかいうのではなく、その袋の外にでて、そのような枠組みで考えるのはおかしいということです。

この前まで高校生だったのでしょうから実感があるかと思いますが、学校や会社などでは、教義ともいえる「正しい」答えが存在しています。教義のような「正しい」ことに根拠や詳しい説明はいらないとされています。
しかし、それは実在する世界の法則であるとは限らず、むしろ適合しない見解のほうが「正しい」ことになっていることが多いです。
何を馬鹿なことを言っていると思われるかもしれませんし、９０％くらいの人も（多くの学者も含めて）そんなことあるわけないと「信じている」のですが…。
現に、教科書的には絶対に爆発しようがないとされていた発電所が、実際には爆発してしまったのです。
また、かつて８０年ほど前にドイツで行われたという悲惨なことは、正しい行為と公認されていたのです。また、当時の全ての国のエライ人やそれを支持する多くの国民が自分達のしていることこそ正義であると自認していたのです。
では、その人達の言う正しいとはいったいなんなのでしょう。

この広大な宇宙法則を人間が知っているのは、人間全体でいうところのハナクソ程度の大きさもありません。地球をりんごにたとえると、皮の部分くらいしか掘れてないのです。
なのに、科学では説明できないのだからそれは間違っているとか誇らしげに語る人がいますが、自分や今の科学が万能であると勘違いしている点でそのような態度自体、思いこみであり科学的ではないのです。
真摯に最先端で科学をしている人なら、まだ誰も分からないことについて合意がある、ということがあることを認めるでしょう。
その点で、日本は、相対的にですが意見の多様性が著しく欠けているので、社会の伝統や多数の意見が「正しく」、それに反することを言う人は、そのような意見もあるよね、などといいながら、頭の中では相手を誤っているとみなしています。
大学とか学問の世界ですら、心ある一部の人を除き、やっていることは権威主義（西洋）礼賛なのですから、一般社会はおして知るべし、です。
何か言うと、批判ばかりするな、不平不満をいうな、ということになります。社会では基本的に批判は許されません。今の問題点を直視しないと改善もなにもできないのに。

ではどうしたらよいか、というと、目の前の沢山の事実をもとにして、自分で考えることです。事実は多ければ多いほど正確に近づくので望ましいです。
このとき、「事実」と考えた結果の「評価」は、きっちりわけなければなりません。「事実」は誰が見ても同じもの、「評価」は人それぞれのものです。
日本には、富士山と呼ばれる山がある、というのは事実。富士山は美しい、というのは評価です。美しいか汚いとみるかは人それぞれの感性であり、正しいとか誤りとかいうものではないですよね。

事実をそのまま見て、他人の評価（隣の国はキケンとか、オナニーはキケンとかいうもの）に無条件に依拠せず、目の前の事実をどう上手く説明できるかを、自分の内からでてくる言葉で自由に考えるのです。
たいていの人は、記事の文章や、国や専門家の見解などを事実をとらえていますが、それらは一つの見解・評価でしかなく、事実ではありません。
記事ではこういっていた、専門家はこういっていた、というのが事実です。
ナントカは安全とか危険、とはいっても、安全か危険か感じ方は人それぞれなのですから、それは事実ではなく、評価です。
このように、事実と評価の峻別（はっきり区別すること）が非常に大事です。

そうした観点から世の中の現象を観察すると、みんな単なる一つの評価を動かせない事実と誤認しています。専門家が言っている（事実）のだから正しい（評価）のだ、という具合です。
しかし、くどいようですが、評価は人それぞれのもので、正しいとか誤りとかはないのです。ないはずです。しかし、あることにされているのです。美しいと感じたものはみんな美しいと感じなければおかしい、という具合です。
自分で考えると、世の中で組織的にされているかなり多くのことは、こうした誤認に基づき滅茶苦茶にされていることに自ずと気づくものですから、社会の上のほうで自分の私利のために無茶苦茶やっている人達は、このような考えを秩序を乱し人を不安にさせる考えとして非常に危険視するのです。
かつてのソクラテスという人も大体このようなことを主張したのですが、その主張のせいで、刑に処されておなくなりになってしまいました。

以上、とても長くなってしまい、疲れてしまわれたかもしれませんが、自分で考えて出された答えが、あこさんにとって最善の答えということです。たとえそれで失敗しても、考えること自体に意味があるのです。