基本的には、妊婦がオナニー（自慰）をしてもあまり問題はありません。しかし、途中で出血やお腹の張りといった異常を感じたら、すぐに中止してください。
正常に妊娠している胎児は、妊娠初期であっても母親のオーガズムによる子宮収縮などでは流産したりしません。流産は、母親の責任ではなく、胎児側になんらかの問題があって起こる場合がほとんどです。
精子と卵子の受精は、無限にある組み合わせの結果であり、正常の妊娠・出産がむしろ生命の奇跡なのです。
ですから例えば、妊娠初期にオナニーして、その後流産を経験しても、オナニーしたことを気に病む必要はまったくありません。
しかし妊娠初期は、体調が悪い女性が多く、オナニーどころではない場合が多いものです。

関口由紀先生

妊娠中はお腹の子のことを考えると性行為やオナニーを躊躇する女性も多いことでしょう。しかし一方でホルモンバランスの関係でしたくなる女性も多いのです。なので、もしオナニーをしたくなったとしても、それはとても自然なことなので罪悪感を抱く必要はありません。

人間は、体調が悪い時は性欲がおきなくても正常です。ですから無理に妊娠初期にオナニーをする必要はないでしょう。

一方で、妊娠中期以降の妊娠安定期になると、つわりも落ち着き性的な意欲がでてきます。性欲が回復してくると、オナニーしたくなるわけですが、「妊娠中にオナニーなんて…」と罪悪感に悩む必要はありません。オナニーしたいときは、自由にしても問題ありません。そのまま気持ちよくなって、オーガズムを感じても大丈夫です。ただし、大きなバイブなどを膣内に入れるのは、やめましょう。

なかなか子供が生まれないときに、膣内に風船のような器具をいれて分娩を促進する治療法があるくらいですから、大きなバイブ（ラブグッズ）で、激しく膣内を刺激すると早産してしまう危険があります。

膣内に入れるタイプのおもちゃは、禁止というわけではありませんが、あくまでも膣内の刺激はソフトにするべきです。

その他妊娠中のバイブなどのラブグッズの使い方や注意点については下記の記事でまとめてありますので、是非参考にしてみて下さい。

外でイクためのピンクポイント

ピンクポイント

「ひとりエッチはしたいけれど、挿入はちょっと…」そんな方におススメなのが『ピンクポイント』。コロンとした見た目が可愛いローターですが、振動はしっかり！先端部分にポイントがあるので、それを使ってクリトリスなどの細かい部分を刺激することで、体の芯のほうに響くような気持ち良さを磨くことが出来そうです。気持ちよさを見つける振動で、ピンポイントの感度を磨きあげ、妊娠中でも心置きなく自分磨きを始めてみませんか？

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ところで女性の性感帯は、３箇所あります。 クリトリス、Ｇスポット、後膣円蓋（膣の一番奥）です。

クリトリスは、尿道の上の豆のような部分。Ｇスポットは、尿道周囲２ｃｍくらいのどこかにあります。膣内にある場合もあれば、尿道の上や左右にある場合もあるとされていて、女性によって場所が違うようです。後膣円蓋（膣の一番奥）ですが、こちらはポルチオとも呼ばれており、膣の奥の子宮口のあたりにあります。

通常クリトリスでの性感は、若年のころから感じることができますが、Ｇスポット、後膣円蓋（膣の一番奥）での快感は、自分でさわったり、パートナーに刺激してもらったりして、場所を確定する必要があります。

妊娠中は、膣の奥の刺激はソフトなほうがよいので、クリトリスの刺激では足りずに中で感じたい場合は、この時期に自分のＧスポットの快感を追究してみるのはいかがでしょうか？

尿道周囲で、すこしずつ指の位置を変えながらやさしく指で振動を与えると、ちょっと尿意が起こる場所があります。ここがＧスポットの可能性が高いのです。ここを刺激するのですが、尿意がさらにアップするような強い刺激はＮＧです。

尿意を我慢していると少しずつ納まってくるレベルの軽い刺激を与え続けてみてください。クリトリス刺激とは違うあらたな快感を感じるはずです。

また妊娠初期と妊娠後期では体の状態も異なり、オナニーのやり方にも違いが出てきます。妊娠初期のやり方、妊娠後期のやり方など時期別の方法についてはそれぞれ下記のページで紹介しているので、是非確認してみて下さい。

他にも様々な気持ちいい触り方については、下記記事で紹介しているのでぜひ参考にしてみてくださいね。

一人エッチのテクニック30選

自然派のラブローションは、ナチュラルな成分なので、クリトリスを刺激するときに使ってみると、いつもと違う感覚が味わえるのでオススメです。

リラックスできるようなラブローションを使用してクリトリスや、Ｇスポットを念入りにマッサージしてみましょう。妊娠中期で悪阻（つわり）もなければ、香りがあるものも良いでしょう。

なお、Gスポットの場所と開発方法は、下記記事にもまとめてあります。ぜひ参考にしてみてください。

Gスポットの開発方法

妊婦なのにオナニーしているのが恥ずかしいとは思わないでください。妊娠によるホルモンバランスの変化などにより、普段よりも性欲が出ることもあり、オナニーで発散することは当たり前のことです。

そしてたとえオナニーやセックスでイクことがあっても「おなかの赤ちゃんに影響があったらどうしよう」と思い詰める必要はありません。体調に異変がなかったらいつも通りの生活でリラックスして過ごしてください。反対にオーガズムを不安に感じ過ぎることがストレスとなることもあります。

母になることは、女性のステージを一歩上がることです。この機会に、妊娠中のセックスライフも一歩前進して、あらたな境地に達したいところです。そのためにも妊娠中のオナニーは大切にしたいですね。

また、下記の記事では女性のオナニーのメリットやもっと気持ちよくなるためのコツについて詳しく解説しています。こちらもぜひ参考にしてみてくださいね。

オナニーの効果

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