新コラム「三松真由美先生の夫婦お悩み相談室」では、LCのお客様から寄せられたお悩みに三松真由美先生が答えてくださいます!
特に、更年期などによる体の変化や、夫婦の悩みやセックスレスなど…40代を超えると気になる部分にフォーカス!
それでは、今回のお悩みをご紹介していきます。
アラフィフの夫婦です。
単身赴任や子育てで、つい最近までレスでしたが、子どもが独立したのがきっかけ?でラブラブに戻れました。現在も単身赴任中で、月2回週末にはエッチをしています。
年齢的にも若い頃のようにはいかず、主人は専門病院でED薬を処方してもらっています。 少し自信も回復して満足そうです。男性はそのような対処が出来るので、本人さえ希望すればいつまでも行為に及ぶ事が可能な事はわかりました。
では、女性は閉経後のホルモンバランス変化で性欲が消滅してしまう事はあるのでしょうか?
私自身、出産後は性欲が消滅し、性生活は義務感で応じていたので心配です。 せっかくラブラブに戻れたのに、年齢的にそろそろ閉経なので悲しくなります。
現在も濡れにくい点は既にローションなどで対応しています。心と体がちぐはぐになるのが心配です。
(にゃんこさん/47歳)
にゃんこさん、お子さんの手が離れ、ご夫婦二人きりの世界が戻って来たのですね。セカンドハネムーン状態です。すてき、すてき。我が国ではにゃんこさんとは逆で「亭主と二人きりなんて耐えられない」とストレスを感じる妻の方も多いんです。にゃんこさんは本当に幸せな奥様です!
お医者さまにうかがいますと女性はエストロゲンの減少で生殖器が収縮 し硬くなりがちだそうです。膣の粘膜が萎縮し、潤いが少なくなる人もいます。ただし、個人差があります。
閉経で性欲があがるか下がるかは二極化しています。私は『40代から二極化する女性の性欲』という記事を書きました。
まさにその方の過去の性のプロセスによって性欲はパカっと二手に分かれます。おそらくにゃんこさんは、だんな様との愛し愛され感が強いかたなので性欲ががっくり落ちる事はないでしょう。安心してくださいね。
濡れにくいのはローションやゼリーでいくらでもカバーできます。そして、濡れ続けるトレーニングをされるとよいでしょう。ふたつあります。ケーゲル体操と一人エッチです。
ケーゲル体操は、朝晩、骨盤底筋を引き締めたり緩めたりという運動を繰り返すだけです。尿を我慢するときに締まる筋肉です。濡れることだけでなく、膣の締まりがよくなります。
ひとりエッチはラブコスメティックさんのサイトであらゆるグッズが出ていますので、ご自分の好みのもので試してみてくださいね。
さてさて、にゃんこさんが、だんな様をとっても愛していることが素直に伝わって来るお悩み内容でした。
だんな様もちゃんとED治療に取り組んでくださっている、 お互いが年齢を重ねる事で出て来る性の不具合に意識して取り組む理想のカップルです。にゃんこさんご夫婦は絶対セックスレスにならないと保証します。
おじいちゃんおばあちゃんになっても手をつないで歩くラブラブカップルになることでしょう。拍手。
恋人・夫婦仲相談所所長、通称すずね所長
元主婦マーケティングの会社経営。
夫婦仲に悩む女性会員1万2千名を集め「ニッポンの結婚・夫婦仲」を真剣に考えるコミュニティを展開中。「ED」「セックスレス」「アンチエイジング」「再婚」「若い世代のエッチ」などのテーマを幅広く考察。
マスコミ取材も多く、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして着実に歩んでいる。日本性科学会会員。ED診療ガイドライン制作委員。
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