カーマスートラ&タントラの世界

第4回 タントラにおける自己の解放と感度アップ(具体的なヨガポーズ)

     

    タントラにおける自己の解放と感度アップ

    前回のコラムでは、性を司る第2チャクラを開くタントラ・ヨガをご紹介しましたが、今回はもう少し深くヨガとセックス、オーガズムの関係にスポットを当ててお話ししたいと思います。

    ヨガという言葉はサンスクリット語でつなぐ、つながるという意味です。単なるダイエットや健康法ではなく呼吸法や様々なポーズを行いながら、自分自身、他者、自然や宇宙と”つながる”ことがヨガの本来の目的なのです。そんなことから他者とつながりを持つセックスも一種のヨガだと言われています。カーマスートラをはじめとする古代インドの聖典や教えで男女の結合が宇宙とつながる瞑想方法とされているのも理解できる気がしますね。

    ゾウとカップル

    ヨガでオーガズムを感じやすくなる!?

    ヨガを行うことで自分自身の感情や体の状態に気がつき、ありのままの自分を受け入れられるようになります。また、心と体はつながっているのでヨガの様々なポーズを行うことで筋肉の緊張が解けるとともに感情がほぐされます。ヨガを行い心身がリラックスした状態になり、自分自身も他者も受け入れられる準備ができるとパートナーとのセックスもより良いものに変わりオーガズムを感じやすくなるのです。

    さらにヨガを行うことで骨盤底筋が鍛えられ感度が上がることも、「ヨガをするとオーガズムを感じやすくなる」と言われる理由のひとつです。骨盤底筋は女神筋とも呼ばれる女性の美と健康に重要な筋肉群の総称。ちょうど会陰(えいん)と呼ばれる肛門と膣の間の部分にあり、ここは第1チャクラの場所でもあります。骨盤の底部分で子宮や膀胱、直腸などの内臓が下がらないようハンモックのように支えてくれています。

    インドの布

    実践!オーガズムを感じやすくなるヨガポーズ

    第1チャクラを活性化させるヨガは骨盤底筋を効果的に鍛えられます。まずは胡座(あぐら)を組んだ後、可能であれば両足首を腿の上に乗せ蓮華座のポーズをとり、息を吸って会陰部をキュッと引き締め、呼吸を少し止めてから、また息をゆっくり吐きながら緩めていきましょう。この呼吸法は「肛門会陰部を締める」という意味のムーラバンダと呼ばれています。

    骨盤底筋を鍛えて美尻を作るセツバンダ・アーサナ、日本語では橋のポーズと呼ばれる動作も合わせて行いましょう。仰向けになり両膝を肩幅ほどの間隔を開けて立て、手のひらは下向きで体側におきます。すーっと息を吐きリラックス、吸う息でゆっくりとお尻を床から離し持ち上げていきます。 辛い場合は両手で腰を支えても構いませんし、余裕がある場合はお尻の下で両手を組み肩甲骨を開くとよいでしょう。

    セツバンダ・アーサナのイラスト

    7つのチャクラがすべて活性化され開くと、セックスの際に第1チャクラから始まったオーガズムが背骨を通り頭頂の第7チャクラに達します。会陰部の第1チャクラ、丹田のあたりにある第2チャクラは子宮周りにあり女性には特に重要です。

    日常的にヨガの動作を取り入れてパートナーとつながる時間をより深く充実したものにしてみませんか?

       
      

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