「いい匂いがする女性」とは?
いい匂いがする女性とすれ違ったとき、思わず振り返って「素敵な女性だな…」と憧れを抱いたことはありますか?「素敵な女性」と聞くと、すぐに外見を思い浮かべる人も多いかもしれませんが、実は「匂い」も女性の印象に大きな影響力を持っています。
人間の五感の中で『嗅覚』だけが唯一、脳の本能を司る部分と直結していると言われています。そのため、匂いは脳の「考える」部分を通らず、本能で「感じる」部分まで一瞬で伝わるのです。そのスピードは、なんと0.2秒以下。
つまり、外見などの視覚情報よりも先に、匂いを感じる嗅覚は本能をダイレクトに刺激します。ラブコスメの調査でも、「ただの友だちなのに、いい香りを嗅いで女性として急に意識してしまった」経験のある男性は89%に上ります。
相手に早く印象付けたいのであれば、外見やボディタッチではなく匂いが最も効果的と言われているほどです。そのため、香水やボディーソープを使って、「いい匂い=素敵な女性」と本能的に相手に認識してもらうのには有効です。
また、女性の匂いには男性を刺激するフェロモンが含まれているとも言われています。人間では、はっきりとしたデータはないのですが、女性の匂いが相手に与える印象に何かしらの影響を及ぼしていることはありそうです。
この本能と大きなかかわりのある香りを味方につけて、「いい匂いの女性」になれば、恋愛や仕事などにもいい影響を作ることができそうです。この記事では、「女性の匂い」と「印象」について詳しくご紹介していきます。
「女性の匂い」の正体とは何?
「いい匂いのする女性」が身にまとっているその「匂い」ですが、その独特の匂いの正体とはいったい何でしょうか?代表的な匂いについて紹介します。
ラクトン
製薬会社の研究チームが発見したのが、若い女性がもつ独特の甘い香り「ラクトン」。男性が若い女性に魅力を感じるのも、この香り成分が放出されているからという説があります。
10代・20代の女性は、キンモクセイに近い香り成分「ラクトンC10」や、ココナッツやピーチのようなフルーティな香り成分「ラクトンC11」が体臭に含まれています。しかしながら30代に入ると激減してしまうので、30歳からは香料や精油を使ってラクトンの香りを補うと良いでしょう。
体臭?フェロモン?
異性にしか分からない匂いの一種と言われている「フェロモン」。 フェロモンとは一体なんなのでしょうか?
フェロモンというのは女性ホルモンと密接に関係している物質と考えられています。たとえば女性ホルモンのひとつにエストロゲンというものがあります。このエストロゲンが分泌される際に、汗腺からフェロモンが放出されるという考えがあります。
ただし女性ホルモンは急激に分泌量をあげることができるものではありません。一方で、自律神経の影響を受けやすく、ストレスや栄養状態によって簡単に分泌量が下がってしまうことはあり得ます。
そのため、女性ホルモンによるフェロモンや体臭の効果でいい匂いを放出させるには、健康的な生活を送ってホルモンの分泌低下を予防することが大切です。食べ物はもちろん、生活習慣やストレスに気を配り、女性ホルモンのバランスを整えることで、体臭とフェロモンに良い影響をもたすことができるかもしれません。
とはいえ、昆虫や動物では立証されているフェロモンの存在も、人間には存在しないと考える医師もたくさんいます。フェロモン自体は医学的な証明ができている物質ではありません。
香水の匂い
ラクトンやフェロモンは女性が生まれつきもともと持っている『女性の匂い(男性が心惹かれる、女性特有のいい匂い)』。ただし女性の匂いは外的要因によっても変わってきますし、『もっといい匂い』を取り入れることも可能。その一つが香水です。
香りというのはとても不思議なもので、高級な香水はわざとよくない香り…それこそ糞便臭のような臭い香りを混ぜて作られています。スイカに塩をかけると甘みが引き立つように、良くない香りがいい香りを引き立ててくれて、魅力的な香水に仕上がるのです。
人間の体でも同じことが起こります。自分の体臭に自信がない方もいるでしょう。しかし香水をつけると、むしろそれがプラスに働くことも。相性のいい香りを見つければ、だれよりも魅力的な香りを放つことができる可能性があるのです。
『その人独自の香り』は体臭だけでなく、体温にも左右されます。香水にはアルコールや香料など複数の成分が入っているため、それぞれの成分が揮発しやすい温度や、他の匂いと混ざったときにどんな匂いになるかという点において、とても複雑な構造です。だからこそその人の体温や体臭によって、同じ香水をつけても人それぞれ違う匂いになるのが魅力のひとつでもあります。
自分の好きな匂いをブレンドして世界で一つの香水を作ることもできますが、市販の香水をつけたとしても「唯一無二の香り」になります。つける人によって体温や体臭の影響で匂いが異なるため、同じ香水をつけ続けるだけで「自分特有の匂い」として認識してもらえるようになるのも香水のメリットです。
たとえばローズやゼラニウム、カモミールの匂いにはリラックス効果があり、イランイランには性的興奮を誘う官能的な効果があります。これらの匂いを香水でまとうことで、「一緒にいて癒やされる女性」「官能的な気分になる女性」として認識されることも可能です。
ボディーソープの匂い
最近のボディソープは、泡で出るタイプだったり保湿効果があったりと購入者のニーズに合わせた商品が増えてきました。それと同時に、ボディソープに使われる匂いの研究も進み、香水のような香りのする商品も多数あります。
ボディソープの匂いにもいろいろな種類のものがありますが、一般的にはフローラル系をベースにしています。そもそも花というもの自体男性よりも女性のイメージのほうが強いため、ボディソープの匂いも自然と女性らしさの連想につながります。
さらに、匂いというのはきつすぎると逆に抵抗感を感じる人も多いものですが、ボディソープの匂いは「残り香」。香水のように直接的に香るものではなく、ほんのりと嫌味のない加減で残っているものです。そのため主張が強い印象もなく、さりげなさがさらに「いい匂いがする女性」に感じさせてくれます。
また、前述の若い女性特有の香り『ラクトン』を配合したボディーソープも販売されています。つまり、ボディーソープを使ってラクトンの香りを補充することで、若々しい女性の印象をいつまでもキープすることができるということです。
シャンプーやリンスの匂い
ボディソープ同様、シャンプーやリンスの香りも「いい匂いがする女性」を印象付けます。ある調査によると、約90%の男性が香水よりも「お風呂上がりのシャンプーの香り」が好きと回答しています。
匂いというのは動いたときに空気中に混ざり、ふわっと漂ってくるものです。女性は男性より髪の毛が長かったり、髪質が柔らかくサラサラと動きやすかったりするため、女性が動くことでシャンプーの匂いが漂ってくることがあります。
また、人間は自分にないものにこそ良さを感じる性質があるので、そもそも長い髪自体に女性らしい印象を抱く男性もたくさんいます。女性の綺麗な髪の毛を連想させるシャンプーの匂いは、男性の憧れです。
いい匂いと感じる香りの種類
一概には言えませんが、男女の五感には違いがあるため、女性が感じるいい匂いと、男性が感じるいい匂いの特徴が異なります。女性人気と男性人気の香りの違いを知って、香りの付く商品を購入するときに役立てましょう。
女性に人気の匂いとは
女性に人気のいい匂いとしてトレンド入りしているのは3種類。バラやラベンダーなどの「フローラル系」、レモンやオレンジなどの「シトラス系」、そしてバニラやココナッツなどの「オリエンタル系」が人気です。
人間は香りをただ「いい匂い」としてとらえるだけでなく、匂いによって五感が刺激されると様々なものを想像します。
美味しそうな匂いをかぐと美味しい料理を想像し、なんだかお腹が減ってくるのもこれが原因です。同様に、フローラル系の匂いは花のような美しさや可憐な印象、シトラス系の匂いは元気さや清々しい清涼感のある印象、オリエンタル系の匂いからはエキゾチックで官能的な印象を与え、これが女性から人気が高い理由です。
男性に人気の香りとは
男性はどのような香りの女性を好むのでしょうか?男性が男性自身に付けるのならば「シトラス系」や「ミント系」が人気ですが、女性に付けて欲しい香りとして人気なのが「フローラル系」または「フルーツ系」です。
一方で、男性が苦手な匂いとして挙げられる女性の匂いが、女性人気が高かったバニラやココナッツなどの「オリエンタル系」の甘い香り。特に、満員電車や締め切った車内では、より濃い香りに感じやすく酔いそうという意見も。また夏場や雨の湿度が高い日は、汗と甘い匂いが混ざりキツイ匂いに感じるようです。
いい匂いを上手に付けるには?
いい匂いの香料であっても、一定以上付けてしまうと強烈な匂いになり逆効果。では、正しい香りの付け方はなんなのでしょうか?
お風呂上りなどの匂いが少ない状態で使う
まず気をつけるべきは、色々な匂いを混ぜ合わせないこと。香料をつけるときは、体を清潔にした状態で使うようにしましょう。
特にお風呂上がりは肌が一番水分を吸収しやすいときです。水滴を拭き取ったらできるだけ早めに匂いのあるクリームやローションを塗ることで匂いを強く残すことができます。
体だけでなく、ハンカチやタオルといった持ち物に匂いを含ませたいときも同様です。持ち物は使っているうちに生活の匂いがつきやすいため、ここでさらに匂いを含ませようとすると成分が混ざってしまうことがあります。
香水やミストでお気に入りの匂いをつけたい場合は、洗剤や柔軟剤も無香料のものを使用して、洗濯直後に匂いを含ませておきましょう。
部分的に使う
人間の脳は匂いを「刺激」としてとらえています。人間は刺激に慣れていくものでもあるので、常に新しい刺激があると新鮮さや情熱をキープしやすくなります。匂いも全身から漂わせるより、ふとした時に感じてくると特別な刺激のひとつになります。
「彼女のハンカチを借りたら良い匂いがした」「抱きしめようとして近づいたら、いつもと違ういい匂いに気がついた」など、ふとしたときに匂いの刺激を効果的に使うためには、部分的に匂いをつけておくのがおすすめです。
香水をつける場合は、血管が通っている部分につけると揮発しやすく、香りやすくなります。耳の後ろやうなじ、手首、腕や肘の内側など、太い血管が通っているどこかひとつの部位に部分的に使うようにしましょう。
衣服であれば動きが出やすいスカートの裾に匂いを含ませるのもおすすめです。そもそも匂いというのは下から上に昇ってくる性質があるので、人の顔の位置よりも低いスカートの裾は位置的にもちょうど良い場所です。
つけすぎない
香水などの香料を毎日使っていると、香りを感じにくくなってしまい、いつの間にか付ける量が増えてしまっていることがあります。香りを感じにくくなったときには、一旦香料の使用をやめてみたり、違う匂いを取り入れたりしてみてもいいかもしれませんよ。
プルースト効果を利用する
「プルースト効果」とは、香りと体験が結びつき、香りを嗅いだときにその体験を思い出す心理現象を言います。彼と素敵なひと時を過ごす時に、いつも同じ香りをまとっていることで、彼が再び香りをかいだ時に、素敵な体験を思い出す効果があるのです。
たとえばラブタイムにいつも同じ匂いを身にまとうことで、その匂いを嗅ぐだけで彼が官能的な気分になったり、どこかで似た匂いを嗅いだときにあなたを思い出したりしてくれる効果があります。プルースト効果を存分に活用するには、ベッド専用香水リビドー ベリーロゼがおすすめです。
官能的な気分になる香り『リビドー ベリーロゼ』
リビドー ベリーロゼはシャンプーや石鹸の匂いを始め、「男性が好む匂い」を研究し尽くし、80種類の匂い成分から作ったラブタイム用香水です。いかにも香水をつけている、というようなわざとらしい匂いではなく、お風呂上がりのような自然な匂いでラブタイムを盛り上げてくれます。香りで彼の嗅覚を刺激して、素敵な時間を過ごしてみませんか?
手軽に取り入れられるその他のいい匂いのアイテム
その他にも、「いい匂い」を手軽に取り入れることができるアイテムがあります。日常的に手に入りやすいアイテムを紹介いたしましょう。
柔軟剤やランジェリーパフューム
近年はまるで香水のような、香りにこだわった柔軟剤ブームとも言える現象が起きています。香りが強すぎるものは、男性から不評という声もありますが、香りの種類が豊富な柔軟剤の中から、彼と好みの合う商品を探してみるのもいいかもしれませんね。
一方で、同棲中の方や結婚をしていると、柔軟剤だと『パートナーも同じ香り』になってしまうという欠点が。シャンプーを共有している夫婦はセックスレスになりやすい、という話を聞いたことがある方もいるかもしれませんが、柔軟剤はそれと同じ現象が起きます。
つまり「自分と同じ香りには興奮しにくい」のです。そんな時は、柔軟剤以外の方法で香りを取り入れるといいのですが、おすすめは『ランジェリーパフューム』。洗い立ての自分のランジェリーにシュッとひと拭きするだけで取り入られられるので、手間もかかりません。
脱がせてみたくなる香り『キヨラカマンダリンオレンジ』
シュッとひと吹きすれば、男性が好む清潔感を感じる洗い立ての香りが広がります。また、ミストにはセクシャルな成分が配合され、彼の求めたい気持ちを刺激します。洋服を脱いだ瞬間に香る爽やかな香りが、2人を素敵なラブタイムに導いてくれるでしょう。
ボディクリームやハンドクリーム
ボディクリームやハンドクリームも、香りで女性の魅力をアップさせるアイテムのひとつ。ただ香りをまとえるだけでなく、手や肌が潤って美しくなるのもうれしいポイントです。ボディクリームやハンドクリームであれば、彼に香りを選んでもらってプレゼントしてもらうという手もありかもしれません。彼がチョイスしてくれた香りを楽しんでみるのもありですよね。
リップケアアイテム
香りのいいリップケアアイテムは、唇が近づいたとき限定でふわっと香る、素敵なキスを演出するのに重要なアイテム。キス専用美容液の「ヌレヌレシリーズ」なら唇が美しくケアできるだけでなく、質感でも印象的なキスを手助けしてくれます。
ヘアオイル
ヘアオイルの嬉しいところは、髪が美しくなったり紫外線のダメージを防いでくれるところ。また、男性はサラサラの清潔感漂う髪から女性の「清楚感」を判断しているというアンケート結果も。印象のケアも同時にできるヘアオイルはおすすめです。
唇と髪から可愛い香りを『ヌレヌレ・ベリーキッス&ナデテ ロゼ』
ベリー&フローラルの香りのツヤ唇と髪で、女性らしい印象UP!甘く優しい香りに彼は、くっついて離れなくなるかも!?接近した時にふと香る甘く可愛い香りに、思わずドキッとしてしまいそうです。
自然な匂いで香りのおしゃれを楽しもう
メイクやファッションよりも、印象を強く与える「匂い」。いい匂いのする女性に男性は魅力を感じ、惹かれます。
元々いい匂いを持っている女性もいますが、元から持つ体臭と外からの香りを合わせてオンリーワンの素敵な匂いの女性になることも可能です。
香り付けアイテムとして香水だけでなく、シャンプー・リンス、柔軟剤、ヘアオイルなども活躍します。ぜひ様々なアイテムを試して、最も自分にあう素敵な香りを探し出して、「いい匂いがする女性」を演出してみましょう。
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