この記事では、レディース＆マタニティクリニック ザ 夙川の産婦人科医　高田優子先生の監修のもと、女性の気になるクリトリスの痛みの原因と対策についてまとめてみました。

彼の愛撫が原因で、クリトリスに痛みを感じたことはありますか？

クリトリスは本来、女性がひとりエッチやパートナーとのラブタイム時に、最も快感を覚える場所です。しかし、とても敏感な場所なので、愛撫のときの触り方などによっては痛みを感じてしまう性感帯でもあります。

セックスのし過ぎで擦れて痛い場合や、前戯で性器を触り過ぎて痛くなってしまう場合などもあり、セックス後にトイレに行ったときなどに初めて痛みを感じることも。

また、元々クリトリスでは感じにくいという女性もいれば、敏感過ぎて直接触ると痛いと感じる方、そして以前は気持ち良かったのに久々に触れたら痛みを感じた、という方もいらっしゃるかもしれません。

さらに、セックスとは別に、下着のこすれやピッタリしたボトムを履いたときが擦れて痛くなる場合もあります。

クリトリスの痛みについて、色々と気になったのでアンケートを実施してみました。

ある方：具体的にどんな状況でしたか？

ひとりエッチしたあとにアソコを攻めすぎたのかつるような痛み

たくさん愛撫されたあと

相手が「激しければ気持ちいい」と思い込んでる人で、激しくされて、どんどん痛みに変わっていった

肌に合わないボディーソープを使ったらヒリヒリしみて痛かった事があります

ある方へ：原因はなんだと思いましたか？

パートナーの指使いが強い、速度が速い

きちんと濡らしていない 下着などのサイズが小さい

触り方が激しい

濡れていないのが原因だと思います。

クリトリスの痛み、違和感についてしている対策があれば教えてください。

あまり洗いすぎない。オナニーで触る時はそっと触る。

付き合った人に優しく愛撫して欲しい、ローターなどは無理ですと最初から伝えてお願いしています。 セックス中でも痛い時は痛いと伝えます。

デリケートゾーンを清潔にする

痛みを感じたら直ぐに伝える

いかがでしたか？特に多く頂いたのが「愛撫の力が強すぎて痛い」というご意見。

パートナーは「強くしたほうが感じる」と思っているかもしれません。タッチが強く、触られて痛いときにはさり気なくパートナーに伝え、お互いが不快感なくスムーズなひとときが体験できると良いですよね。

また、元々クリトリスが敏感過ぎて、快感を得にくい場合は、最初からパートナーに直接触らないでもらい、下着の上からゆっくり愛撫を始めてもらうように伝えてみましょう。

前戯のやり方

ではここで、正しい知識としてクリトリスの構造を知り、痛みの原因を確認していきましょう。

クリトリスは基本的には皮を被っています。厚さや面積は人それぞれですが、外部の刺激から守るための「包皮」です。

クリトリス包茎で感じにくい、という方もいるようですが、皮を被ったまま上から無理に指やラブグッズを押し付けると痛みに繋がります。そのためラブタイムでの愛撫やオーラルは、皮をむいてから行うとスムーズです。

クリトリスの仕組みやケア方法など、基本的な知識は下記の記事でも解説しているのでぜひ参考にしてみてください。

クリトリスとは？

ひとりエッチやラブタイムで、力を入れ過ぎてはいませんか？包皮の上から強い刺激を送ることも、痛みに繋がるので控えてください。

また、パートナーからの愛撫で痛みを感じる場合は、さり気なく伝えましょう。さらに、毎回同じ場所を刺激し続けるのも要注意。潤い不足だと痛みを感じるときがあります。気持ちがリラックスした後は、クリトリスの周りやそれ以外の部位に触れて、潤いを満たしていきましょう。

ボディソープでのこすり過ぎ、洗い過ぎ、すすぎ過ぎも痛みの原因の１つ。毎回洗いすぎていると必要な潤いも流されてしまいます。デリケートな部分なのでお手入れは、ＬＣラブコスメの『ジャムウ・ハーバルソープ』で泡パックをして、汚れを洗っておきましょう。泡をのせて３分ほど経ったら流すだけなので、ゴシゴシする必要はありません。

乾燥や潤い不足も、クリトリスの痛みに深く関わってきます。そんなときにはデリケートゾーン用のジェル状美容液『ＬＣジャムウ・デリケートエッセンス』を塗ると、みずみずしさがキープできます。

ひとりエッチやラブタイム前に潤いが気になるときは『ＬＣハーバルローション』が潤いをサポート。より敏感に感じたい、クリトリスの痛みを気にせず快感に没頭したいときには『ラブコスメ　リュイール　　ホット』がおすすめです。

また、不衛生な手・指・爪も痛みの原因になります。ひとりエッチやラブタイム前にチェックしておきましょう。

さらに、クリトリスの痛みが続き違和感がある場合は、手鏡で見てみましょう。外陰炎の症状が出て、外陰部の激しいかゆみや腫れなどと痛みがある場合は、カンジタ膣炎の場合があります。また、黄色いおりものがたくさん出て、膣に強いかゆみが発生した場合は、トリコモナス膣炎の可能性があります。

外陰と膣の入り口に赤いブツブツや小さな水疱が左右対称的にできている場合は、性器ヘルペスの症状です。このブツブツはひりひりした痛みや、ムズムズ、熱く感じることなどがあり、皮膚がただれてしまう場合もあります。

腫れや異物がある、熱を持っているような不快感があるなどの場合は専門医にご相談ください。

では最後に、クリトリスの痛みを感じず、気持ちよく感じる方法を紹介します。クリトリスが敏感過ぎて、直接触ると痛いと感じる方のための触り方もあります。

ひとりエッチの際に試してみたり、パートナーにさり気なく「こうして欲しい…」と伝えてみたりすると、クリトリスの感度が高まるかもしれません。

いきなり直接だと刺激を感じやすいので、まずはショーツの上からなぞるようにしてみましょう。クリトリスの辺りを押したり、なぞるように触ってみたりします。縦方向にこするか、横方向にこするかでも刺激が微妙に変わります。自分の好きなやり方を見つけてみましょう。

２本の指先でクリトリスを挟むようにして、下から上へとなで上げます。滑らかなラブローション『ＬＣハーバルローション』を塗ってから行うと、何とも言えない快感が待っています。最初は指先が当たるか当たらないかぐらいの強さで行うと、じわじわ感じられるので良いですよ。

人差し指や中指の指先で、クリトリスをトントンとタップするように押します。指１本だけでも、２本で交互に行ってもOK。濡れている状態で行うと良いです。強弱をつけてやってみましょう。

クリトリスを２本の指でつまんで、バイブのように振動を加えます。ポイントはできるだけ小刻みに、素早く振動させること！他の動きで気持ちが高まってきた時にこのテクニックを行うと、一気にイケるようになるかも。

ショーツを履いている時でもできるテクニックです。身の回りのものを股の間に挟んで、クリトリスがこすれるように動かします。寝そべって行っても良いですし、机の角などでも行うことができます。

また、もともとクリトリス敏感が過ぎて、直接触ることに痛みや違和感を覚える方は、直接クリトリスを触らず、十分に感じるまで下着や皮の上から愛撫をしましょう。だんだんと感じて濡れてきたら、その愛液で指先を濡らして、その濡れた指で皮の上から軽く押さる程度からクリトリスへの愛撫を開始してください。

その時、愛撫する指に力を入れ過ぎないようにしてもらい、皮の上から小刻みに揺らしたりしてみましょう。そこで痛みを感じないようなら、だんだんと皮をむいた愛撫へと移行してください。

また、『ラブコスメ　リュイール　ホット』をクリトリスに塗ってからマッサージすることもおすすめです。５分ほど時間をかけてゆっくり行うと、じんわり火照るような熱さと自然な潤いが感じられます。

クリトリスがどんどん気持ちよく感じ、ひとりエッチが盛り上がれば、内側からの色気も磨かれそうです。気持ちよく感じられる方法を取り入れて、痛みを感じない、健やかなクリトリスを目指していきましょう。

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