
【2】招き恋猫、招き猫に会いにゆく
今回は東京 日本橋を飛び出して埼玉県春日部市にある「招き猫本舗 玩古庵」というお店へ遊びに行ってきたぞ。
玩古庵は春日部張子人形を中心に伝統工芸品を販売しているお店で、沢山の招き猫を作っておるのじゃ。
わしの仲間たちに囲まれながら春日部張子人形職人 五十嵐さんに話を伺ったぞ。
【招き猫本舗 玩古庵さんインタビュー】
---張り子の招き猫の人形を作り始めたきっかけは何じゃ?
家業だったので継いだということがあるんですが、元々は大学卒業して2年間サラリーマンをやっていました。
丁度その頃、招き猫ブームがあり、9月29日が語呂合わせで「来る福」で招き猫の日に制定され、「招き猫まつり」が伊勢や瀬戸など全国で行われていました。
そして、その1回目か2回目の時が就職してサラリーマン1年目か2年目の年でした。
父親が招き猫祭に参加して販売すると、招き猫ブームなのでお客さんから随分と「買ったら結婚できました」だとか「宝くじが当たりました」といった反響がありました。その中に社長さんをやられて、年末には社員にプレゼントをして良いことが続いたので、お得意様になってくれている人もいました。
そんな話を聞くうちに面白いと思うようになり、家業に入りました。

---招き猫の不思議な力を目の当たりにして招き猫作りを決意したのじゃな。
そうですね、ただ、自分自身は1つも当たらないんですけどね(笑)
元々、招き猫はラインナップに含まれていました。昔からある風俗人形なので子守人形とか行商人の人形とか福助とかだるまとか、江戸の縁起物とかそういったものと同じようにメインだったんですが、その中で時代と共にずっと人気があるのが干支と招き猫で、段々商品の中心になっていったという感じです。
時代と共に昔の物が知らない人が増えていきますが、そんな中でも招き猫はみんなが知っています。最近だと外国のおみやげとしても人気でラインナップも増えてきました。
また、最近は猫ブームと言いますが招き猫ではない普通の猫のものも人気で作っています(寝ている猫)。少し毛並みがリアルなタイプです。自分の飼っている猫と同じ猫を作ってほしいと依頼されて作る事もあります。
---その2種類が猫の人形の主要なラインナップなのじゃな。ところでわしの人形も作ってくれるのかな?
もちろん、作れますよ。
(おもむろに五十嵐さんが後ろから取り出したのは…!?)

---なんと!わしにそっくりな猫じゃな。
ご要望に応えてどんな招き猫でも作りますよ。だるまのような形でも作れますし、猫の写真を持ってきてもらっても大丈夫です。
---ところで、招き猫にまつわる驚いたエピソードはあるかのう?
失恋して新しい恋をしたいだとか何か縁起物が欲しいと言って買いに来たかたがいらっしゃいました。
招き猫は右手をあげるとお金を招いて左手をあげると人を招くと言います。
なので左手をあげていて縁結びの意味もあるピンク色をした招き猫でどうですか?とすすめたらとんとん拍子で進んで1か月後に結婚となったという手紙をもらった事もありました。
偶然かもしれないですが…。

---なるほど、招き猫が結婚へ導いたのかも知れんな?
色々と話をしてくれてどうもありがとう。これからも色々な招き猫の人形を楽しみにしておるぞ。

【お店の住所】
〒344-0038
埼玉県春日部市大沼2-62-22
春日部張子人形店 玩古庵
【フォロー&コメントでお土産プレゼント】
インスタグラムをフォローしてコメントを入れて下さった方に
小さな招き猫を3名にプレゼントいたします。

★応募締切
2017/6/7
★応募方法
①招き恋猫公式Instagram @manekikoineko をフォロー
②玩古庵さんインタビューの投稿のコメント欄に【招き猫が欲しい】と明記してください。
*上記2点の条件を満たした方の中から抽選で3名様に『招き猫のお土産』をプレゼントします。
★当選発表:当選者3名様にInstagramメッセージにてご連絡します。