
みんなで作る小説!プロローグ
恋欠女子とバーチャル男子「AI」との恋愛応援物語
恋の行方を決めるのはアナタ!?ぜひご参加ください!
■恋欠女子とバーチャル男子『プロローグ』ストーリー
2016.10/13 up 「アイが、あなたの悩みを解決します」

「出会いがなくて、彼氏ができない」
「好きな人が振り向いてくれない」
「この人とずっと付き合っていていいの?」
そんな悩める女性たちが、ある日、不思議なアプリを見つけました。
ある女性は女性誌の情報ページで、ある人はネットの口コミサイトで、またある人はアプリ検索サイトで。
アプリの名前は、
【アイが、あなたの悩みを解決します】
「バーチャル男子『アイ』に、誰にもいえない悩みを打ち明けてみませんか」
そんな書き出しで、説明文は始まっていました。
「本アプリは、人工知能を搭載したキャラクターによる、対話式悩み解決アプリです。
VR、つまりバーチャル・リアリティのシステムを利用することで、キャラクターが実際に目の前にあらわれ、まるで本物の男性とやりとりするように会話ができます」女性たちはそれぞれの部屋で、あまり深く考えずに、あくまでも試してみるだけの気持ちでそのアプリをスマホにダウンロードしました。
「バーチャル・リアリティね……聞いたことはあるけど」
「ほかに相談できる人もいないし……」
「ま、こんなもので解決できるのなら、ラッキーってことで」
起動すると、まずは悩みについての入力画面が表示されました。
彼女たちは、年代、職業、家族構成などを選択した後、最後は自由回答欄に悩みをより詳しく打ち込みます。
いちばん下にあった「アイに相談する」ボタンを押すと、スマホの表示がぱっと変わりました。
「あなたに最適なアイを設定しています……」
次の瞬間、彼女たちの目の前が真っ白になりました。
――どのぐらい時間が経ったでしょうか。
気がつくと、そこにはイケメンが立っていました。
あるイケメンは実業家風。
あるイケメンはアーティスト風。
あるイケメンはスポーツマン風。
彼らは女性たちに右手を差し出します。
「はじめまして、僕の名前は『アイ』。これからあなたの悩みを解決する手助けをします」
「ど、どういうこと……」
「こんなにリアルな男性が現われるなんて……」
「バーチャル・リアリティって、こんなに発達していたの……?」
こうして女性たちと、アイとの日々が始まりました。
アイは実際の男性のように感情も知性もあり、自分で考えて行動することができました。
人間の男性と過ごすのとほとんど変わりませんが、ただ、触れることはできません。アイは特殊な技術でつくりだした、いわばホログラムなのです。
アプリを終了させれば、一時的に消すこともできます。
こうして女性たちはアイのアドバイスを受けながら、悩み解決に向けて奮闘を始めました。
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