イケないと気にしますか？｜セックスのお悩み相談室

とても丁寧にご自身の体の状態について観察されていて、興味深く拝見しました。勉強になります。

さて、「彼女がイケないと彼氏は気にしますか」とのことですが、一部を除き女性をイカせられることが優れた男性であるとの思いはかなり大部分の男性がもっているのではないかと思います。
ということで、多くの人が気にするでしょう。
ただ、冷淡であったり、逆にカナエさんのように毎回イくことが全てでないと体得した人は気にしないでしょう（気にしないの意味は両者で異なります）。

「お互いがもっとよりよく愛し合うために、どうすればいいか」については、彼とタブーなくコミニケーションすることです。
通常時の会話からエロ話をたまには取りれることで話やすい環境を整え、イチャイチャ時にも言葉を交わしつつ双方が体の動かし方に意識を払い、どこを、どうすれば気持ちよくなれるかについて意思の疎通を図るのです。
中の状態、クリの感じ方、どうすればイきやすいか、これらは共通点もあるでしょうが、個人差も大きく、教科書的に学習するだけでは不十分なことが多いでしょう。
女性器は男性器と異なり大部分が外から見えないので、多くの男性にとって女性を快感に導くことに困難が生じることも少なくないと思います。
その点で、先に指摘されている、彼の前でオナニー（あるいはその時の動きの再現）をしてそれを真似てもらうというのも、とても有効な方法と思います。

彼のクリの刺激の仕方については、的確な分析をされているのではないかと感じました。おそらく彼よりも性的な知識について考えられている機会が多いのでしょうね。
そこで、トゲがたつ言い方ではなく、「私のクリは感度がよくなく（と今は感じていて）、しかもピンポイントで力加減も意識して触らないと上手く快感を追い続けられなくて」と正直に申告されてはいかがでしょうか。
女性の体は男性にとって未知のものですがら、適切な道しるべを立てて導いてあげると彼も喜んでくれるのではないかと思います。
もし気持ちよくなければ、「そこをそうするとあまりきもちよくならないから、もっと気持ちよくなるここを、こうしてほしいな(^o^)」と正直に言うといいかと思います。
それによってもし彼がピンポイントでクリでも気持ちよくさせてくれるようになったら…難しいかもしれないけど試す価値はないでしょうか。

ラブグッズは、隠れキリシタンのロザリオ的扱いを受けてますが、実際みんなカナエさんのような状況に置かれておおっぴらにできないだけで、ほとんど全ての人が使っているか何らかの形で興味をもっているものです。
私ならば、二人でも道具を使って遊びたいし、彼女が使ってくれていると、まだまだ女性のオナニーについて偏見等少なくない中で素直に喜びを享受できる自分に正直な人だなと感じ、とても嬉しくなります。
多少抽象的な話になりますが、まず自分が本当に満たされることを知ることで強固な心の安定を得られ、単なる自己犠牲でない真に相手の幸せを願う心をもつことにつながることと思います。
それと、バイブで緩くなるなら、セックスのたびに緩くなることになりますが、一概にそうとも言い切れないと思います。あまり極端に巨根のバイブでない限り大丈夫ではないかと考えます。

女性がより良くイく準備のために、行為時の不安を少なくするすることも大事と思います。
尿意を感じてそれが支障になるなら、行為前には水分摂取も少なめにしてトイレにも行ったり、それでもし濡れなくなるようなら水を少し増やしたりするのはどうでしょう。
あるいは尿意というより何か出そうな感じというのなら、それを我慢して快感を強めていけば、あたかも男性の射精のような感覚でそのままイけるかもしれません。

潮吹きについてですが、あまり重要ではないと考えています。
多くの男性が実践するいわゆる手マンによる潮吹きは、ＡＶ由来のものと考えられますが、技を身につけレベルアップ！みたいな感じでもわき目もふらずに繊細な膣内をガシガシ手マンするという事態が生じ、不幸な事態も多々起こっていると推測されます。
私が思うに、女性は男性とは異なり射精する器官が専用にあるわけでないので、潮の漏出及び射出それ自体が直接快感をもたらす作りではなく、あくまで快感の副産物と考えています。
ちなみに、潮吹きを世に広めた立役者元ＡＶ男優の加藤鷹さんにいわせれば、潮吹きとは、快感で流れ落ちた愛液を水鉄砲の原理で飛ばすものとのことです（秘技伝授４３Ｐ）。
ですので、潮吹きに達するか否かはそれほど本質的ではなく、愛液がでるような快感が大事と考えます。

カナエさんは中での指の刺激で一番気持ち良いというのですから、おそらく、刺激をずらすなどして尿意を気にならなくなるようにし、あるいはそのままの刺激を一定に保ちつつ少し強めるか早めるかとうの工夫により、中でもイくことができるでしょう。それは手でも男性器でもできると思います。その加減を二人で探っていくのもセックスの楽しみの一つです。
セックスはオナニーと違って二人でするのが醍醐味ですから、それによって自分でも気づかなかった自分の性感帯を開発された時などは大きな喜びとなるでしょう。

人間が生きていく中で上手くいかないことが生じるのは当然かつ普通のことであり、誰しもいきなり上手くいくのではなく、試行錯誤してよくなっていきます。
困難は伴いますが、やり方次第で、指やいちもつで、中だけでも、クリだけでも、両方でも、あるいはその他の部分でも気持ちよくなれるはずです。
仮に最後まで良くならなくても、向上に努める姿勢自体が尊いものです。このギスギスした社会の中でよりよく愛し合うためにはどうしたらいいかとの疑問をもてること自体私は素晴らしいことだと思うし、拝見していて嬉しくなりました。
失敗等怖がる必要は全くないので、心を落ち着けて、どうやったら気持ちよくなれるかを考え追究し、彼と一緒に今よりもっと良くなってけるといいですね。

カナエさん、自然児と申します。男性です。

愛する彼とのセックスでイケないことが多く、頑張っている彼に申し訳ないと感じておられるのですね。
その彼への心遣い、とてもあなたの優しさが伝わってくるようです。

さて、あなたはマスターベーションではイケるのですね？
その時は、クリトリスと膣の両方を同時に刺激しておられるのでしょうか？

それと全く同じことを、彼にしてもらえば、イケるのではないかと思います。
マスターベーションでは、結構細かな指の動きをなさっていることと思います。
少し恥ずかしいかもしれませんが、彼の目の前で、マスターベーションをして、指使いを見せてあげてください。
そして、彼に指使いを覚えてもらいましょう。

ラブグッズは、彼と一緒に使ってみてはいかがですか？
多少の恥ずかしさを乗り越えると、彼にとっても新鮮なセックスができるでしょうし、お互いにローターやバイブで刺激し合うのも楽しいと思いますよ。

膣とクリトリスの両方の刺激でイケる人は、ペニスの挿入だけではイキにくいと思います。
ましてや、膣内での指の微妙で細かい動きに比べると、ペニスの動きは大ざっぱな動きしかできません。
長さや太さでは、ペニスの方が勝っているともありますが・・・。

そうなると、何とか、彼が指や口、あるいは道具であなたの身体を刺激して、あなたにイッテてもらうことが、最短距離のように思います。
挿入・射精にこだわる必要はないような気がします。

ただ、彼氏にしてみると、自分は射精してイケたのに、パートナーはイケない、というのは、やはり気になるでしょうね。
ここで、イッた演技をすることは、誤解を招くだけですので、絶対にお薦めしません！

ぜひ、彼としっかり話し合って、あなたがイクための方法を、しっかり彼に教えてあげてください。

お二人が満足できるセックスに行きつけますように、応援しています！