挿入時の痛みが我慢できません！｜性交痛のお悩み相談室

よこよこさん、こんにちは。
私の経験談を交えて回答いたします。

私は今の夫が初体験の相手だったのですが、挿入しようとするとものすごく痛くて入りませんでした。性器はもちろんのこと夫の指1本すらも第一関節ぐらいまでしか入らなかったと思います。
「何回もやっていけば慣れるよ」と言ってくれ、セックスが最後までできないまま結婚しました。

結婚前からPMS（一言で説明すると生理痛）軽減のため産婦人科に通ってピルを処方されていたのですが、結婚に伴う転居で病院を自宅と会社から通いやすいところに変えました。
初めてその病院に言ったときに問診票を書いたのですが（どこの病院でも書きます）、セックス経験の有無を問う質問がありました。

「夫と裸になって触りあったことならあるが、挿入ができていない」という、YESともNOともつかない状態だったのでそれをそのまま書きました。
そしたら先生（女性です）から「処女膜強靭症（しょじょまくきょうじんしょう）の疑いがある」と指摘されました。

その時に初めて「処女膜強靭症」のことを知りました。
（LCさんにも解説ページを作っていただきたいです。こんなにも多くの女性が挿入時の痛みで悩んでいるのですから）

処女膜強靭症とは？
大抵の場合、処女膜は薄くて柔らかく、初体験のときに簡単に破れてつっぱりがなくなるそうです。
しかし処女膜が厚くて堅い場合があるのです。
それゆえセックスを何度経験しても処女膜が破れず、挿入時に毎回激痛が走るのです。

病院では内診も受け、処女膜強靭症だと診断されました。
内診台は本当に痛かったです。先生が指を膣の入り口に多少触れただけ（本人談）でも私にはものすごく痛かったです。

その病院では手術ができなかったので総合病院に紹介状を書いていただき、そちらの病院に入院して手術を受けました。

手術の2日ぐらい前に入院したのですが、日帰りで手術が終わる病院もあります（後日知った）。
私が入院したのは「患者の体調を観察するため」と言われた覚えがありますが、先生の手術スケジュールの都合というのもあったかもしれません。
手術が夜中だったのですが、翌日か翌々日には退院できました。
入院初日から退院まで4～5日ぐらいかかりました。

もちろん、性交痛の原因はこれ以外にもありえます。
それでも、処女膜強靭症の可能性がありますので、一度産婦人科に行ってみてはいかがでしょうか？

手術後にセックスが成功する人もいるようですが、私の場合は違いました。
これは、手術から1年半以上経ち全く別の婦人科（処女膜強靭症に詳しい女性医師がいる）にかかって初めて知ったことなのですが

何度も痛いセックスを経験し、内診でも痛い経験を何度もしてしまったため、
脳が「膣に物を入れられると痛い」と思い込んでしまっていたのです。
（重要なところだから太字にしたいぐらいです）

この場合、ベッドで横になった姿勢で「膣ダイレーター」という棒を膣に入れて10分間そのままの状態を保つ、という訓練を行うことでセックスの痛みがなくなるそうです。

「そうです」という文末にしたのは、夫が私とのセックスにやる気をなくしてしまい（毎回痛がる私を見てやる気が起きなくなってしまったそうです）、膣ダイレーターの訓練を終えた後も一度も試せないままだからです。

長くなりましたが以上が私の経験談です。
私の場合、初体験から結婚まで半年ぐらい間が空いていますが、もっと早くに処女膜強靭症に気づけていれば何度も痛いセックスを経験することなく、手術後にセックスできるようになっていたかもしれません。
痛いのを我慢して何度も試みても良いことはないと、経験から断言します。

だからこそ初体験のときに性交痛があったら、念のために産婦人科に行って処女膜強靭症かどうか確かめていただきたいのです。

しかし残念なことに、日本にはまだ処女膜強靭症を適切に診察できる産婦人科医が少ないらしいです。
私は結婚後すぐにかかった病院で処女膜強靭症を指摘してもらえたため恵まれていたと思います。

匿名の体験談を読んだことがありますが
「別の病院では男性医師から潤滑ゼリーを渡されて終わりだった」
「別の病院では『何度も経験すればできるようになる』と言われた」
ひどい場合では「別の病院では男性医師から鼻で笑われた」というのすらありました。

もちろん男性医師の方にも、処女膜強靭症を適切に診察できる方がいらっしゃると思います。
とはいえ私個人がお世話になった先生が二人とも女性だったため（手術の担当は男性医師でしたが）、可能であれば女性医師の病院を当ってみてください。
仮に処女膜強靭症の知識がなくても、女性でセックス経験があれば挿入時の痛みはご存知だと思いますから、鼻で笑われるといった事態はほとんどないと思われます。

私も、処女膜強靭症の手術は結婚1年目に受けられましたが、膣ダイレーターのことは別の病院にかかるまで全く知りませんでした。
紹介状を書いて下さった先生に相談しても、潤滑ゼリーを渡されて、「何度も経験すればそのうちできるようになる」と言われてしまいました。
処女膜強靭症で適切な治療やアドバイスが受けられる病院って、残念ながら珍しいようですね。

それと手術ですが、日帰りでできるなら学校や会社を休まずに済むので、それに越したことはないです。
ただし私が知っている日帰り手術可能な病院は、残念ながら健康保険が適用されないため手術費用が高額です。
私が手術を受けた総合病院は保険が利きましたが、それでも8万円ぐらいかかったとは思います。

入院が必要になると、学生の場合は学校を、社会人の場合は職場を休まざるを得ません。
私は会社の直属の上司に入院理由を聞かれました。相手が女性で口外するような人ではなかったため正直にお話ししましたが、「男性社員には絶対に言わないでくれ」と懇願しました。
国の制度で「高額療養費制度」というのがあるのですが、その書類を書いてくれる社員も幸いなことに女性でした。
上司や学校の先生が男性だったら、私は手術をあきらめていたかもしれません。

どうしても入院が必要となれば、学生の場合は夏休みや春休みに手術を受けること、社会人の場合は比較的有休が取りやすいゴールデンウイーク前後か8月に有休を4～5日連続で取得して受けることをお勧めします。
（GW中、お盆休み中は医師も休みたいだろうから手術はなさそうです。これも本人に聞かないと分かりませんが）

長くなってしまいすみませんでした。
これはLCさんへの要望になりますが、LCまとめやLCスタイルに処女膜強靭症を解説するページを切実に作っていただきたいです。

はじめまして、こんにちは！拝見しました。
私も処女を卒業してからしばらくするまでは、気持ちいいと感じる事ができず、彼が気持ちよさそうだから彼だけの為にしていると言う感じでした。触られていても想像している様な気持ちよさはなく、「触られているな～」という不思議な感覚だったのを覚えています。
初めて挿入した時、内臓の様な粘膜の様なものを体の中で無理やり破かれているような感覚を感じました。ですので、よこよこさんの仰るナイフで切られるような痛み…とても分かります！
私が実際に初体験から気持ちがいいと感じられるまでにかかったのは、おおよそ4～5年掛かりました。（彼氏がいなかった時期もあるので何とも言えないのですが…）
私の友人が言っていたのですが、行為の気持ちよさはやはり経験を積んで「こういうものなんだな～」と徐々に自分の中で感覚を覚えることです。初めから気持ちよかったと言っているかたはあまり見た事がありません。行為に対して「痛い」や「気持ちよくない」と思ってしまうとなかなか先に進めなくなってしまうので、無理のない程度で慣れてみてください。

また、何かの商品を使ってみるご提案いいと思いますよ！依存性はないと思いますので、商品を使って気持ちがいいという感覚を覚えて頂くだけでも大分今後の兆しになると思います。