産後初めてのセックスで夫に前戯させてくれないならセックスしなくていいと言われました…

はじめまして。カオルと申します。男性です。

貴女様は、ご主人の言葉の、
> 「前戯させてくれないならセックスしなくていい」
の部分に強く反応していらっしゃるようですが、
ご主人のお気持ちの中で、一番重要な部分は、
> 「これじゃあ痛いだろうし」
です。
貴女様が引っかかっておられる、「セックスしなくていい」の本意は、
貴女様に痛い思いをさせるくらいならば、セックスは我慢する、
というご主人なりの貴女様への思いやりの発露なのかと感じました。

さて、セックスの時に力が入ってしまう原因ですが、
貴女様は、セックスや、女性器、その他性的なことに対して、
けがらわしいこと、下品なもの、俗悪なもの、
という意識を持っておられませんか、
なぜ、私がそう思うかと申しますと、
貴女様の質問文には、一度も、女性器や膣、などの言葉が出て来ずに、
全て「あそこ」という伏せた表現をなさっているからです。

体に勝手に力が入ってしまうのは、
無意識の防衛反応です。
例えば、子供のころにお父さんにゲンコツをもらった場面を
思い出してみてください。全身の筋肉がこわばってしまうはずです。
筋肉をこわばらせて、痛みに対抗できるように無意識が防御しているのです。

貴女様が、女性器を触られたときに、勝手に足や股関節に力が入ってしまうのは、
貴女様の無意識が、女性器に触られることを拒否しているからです。
それは、おそらく、貴女様の意識の根底に、
女性器やセックスに対するネガティブなイメージがあるからではないかとお見受けいたします。

さてそれでどうしたら、ということですが、
まずもっとも重要だと私が思うことは、
「ただ触れてるだけだから大丈夫だよ」というご主人の言葉を前面的に信頼して、
ご主人のリードにご自身の体を委ねる覚悟を持つことかな、と思います。
質問文にあるご主人のお言葉を、男性の立場で読むならば、
ご主人は、貴女様を痛くないセックスに導こうとしっかり考えておられるように感じます。
もちろん、ご主人の思いだけでなく、実際にそれができる技術を
持っておられるかも重要ではありますが、
まずは、ご主人を信頼して、リードしてもらうのが良いのではないかと私は思います。

次に、貴女様の意識の底にある、女性器やセックスその他性的なものに対する、
ネガティブなイメージの緩和です。
このLCさんのサイトには、グッズの使用レポート（口コミ）をはじめ、
幸せなセックスの体験談が多数掲載されています。
それをいろいろと読んでみて、その口コミを書いた方の「幸せな気持ち」の
おすそ分けをもらってください。
愛する人と、愛を分かち合う幸せなセックスを、
具体的に貴女様の頭の中で思い描いてください。
もちろん、書き手の文章の書き方で、合う合わないがあると思いますし、
一回二回ですぐに効果が出るものでもありません。
貴女様の感じ方にフィットする体験談をいくつも読んでみてください。
イイ感じのものに出会えたら、何度も繰り返して読むことも効果があります。
（貴女様の頭の中での想像が、繰り返すたびに具体的になっていくと思います）

そして、最後に、「実際に力を抜く練習」です。
ちょっとした空き時間に、以下の呼吸法を練習してください。
1)ゆっくりと息を吸いながら、おしっこを我慢する筋肉を締め、
股関節、太ももをギュッと閉じる。
2)２～３秒息を止め、おしっこを我慢する筋肉や太ももなどの筋肉を最大限に締める。
3)ゆっくりと息を吐きながら、締めていた筋肉の力を抜いて、緊張を開放する。
そのときに、頭の中で「力が抜ける～～～」という言葉（呪文？）を再生する。
1)～3) を適当に飽きるまでくりかえす。
そして、この、3)の時の、実際に力が抜けていく感覚を、
自分の感覚として覚えてください。
力が抜けるイメージが頭の中にできた気がしたら、
こんどは、
1)ゆっくり息を吸いながら、股間周辺の筋肉を、
「ギューッと締める」イメージだけを脳内でイメージして、
実際には筋肉は動かさない。
2)ゆっくり息を吐きながら、脳内で「力が抜ける～～～」という
呪文を再生しながら、実際に股間周辺の筋肉の力を抜くように意識する。
この1)2)を繰り返します。

なお、2)のところで、力を抜こうと意識しても、
実際に1)の段階で力を入れていないのですから、
実際には筋肉はわずかにしか緩みません。
ですが、前の（実際に筋肉を動かす）トレーニングで、
筋肉を緩めるイメージがちゃんと脳内に作られていれば、
わずかずつでも、ちゃんと筋肉が緩みます。（自覚しにくいかとは思います）
これを、平常心の時に、スムーズにできるように練習すれば、
ご主人となさるときにも、自分で意識的に力を抜くことができるようになると思います。