男性器が入らなくて悩んでいます｜セックスのお悩み相談室

はじめまして。カオルと申します。男性です。

お悩み拝読いたしました。
おそらく、膣の入り口の筋肉を、ご自身の意識でコントロールできていらっしゃらないのかな、
とお見受けいたしました。
以下の方法で、練習をなさってください。

まずは準備ですが、爪は短く切って、やすりもちゃんとかけておいて下さい。
ローションもご準備して頂いた方がよいかな、と思います。

まず最初に、指一本をスムーズに入れる練習です。
ご自分の指（とりあえず、人差し指か中指のどちらかがよいと思います）と、
膣の入り口周辺にローションをつけて、ぬるぬるした状態にしておきます。

深呼吸を3回くらいして、心を落ち着けます。
膣の入り口の位置に、指を当てて（まだ入れようとはしないで下さい）、
スタンバイしておきます。
ゆっくり息を吸いながら、おしっこを我慢する筋肉を締めます。
充分息を吸ったら、そこで息を2～3秒止めて、
同時に、おしっこを我慢する筋肉を思いっきり締めます。
ゆっくり息を吐きながら、おしっこを我慢していたのを緩めます。
息を吐き切ったら、またゆっくい息を吸いながら、おしっこを我慢する筋肉を緩めます。
そして、息を止めて、思いっきり筋肉を締める、息を吐きながら筋肉を緩める、
を３セットくらい繰り返してください。
そして、息を吐ききったタイミングで、そっと指を膣に入れてみて下さい。
おそらく、ほとんど痛みなく、指が入るものと思います。

最初は膣の入り口にローションを塗っていても、
膣の中にはローションがないので、
指には少し多いかな？というくらいローションを付けておきましょう。

最初は第一関節くらいまでかもしれません。
無理せず一度抜いて、（それによって、膣の内側にローションが入って、
次に入れるときに、入りやすくなります。）
また、ゆっくり息を吸いながらおしっこを我慢、
息を止めて思いっきりおしっこを我慢、
ゆっくり息を吐きながら、おしっこを我慢する筋肉を解放
息を吐ききったところで指を入れる
を繰り返して下さい。

それで、指1本でよいので、指の付け根まで全部入ることを確認してください。
まれなケースですが、生まれつき、
処女膜の形が非常に「入りにくい」形で生まれて来られる方がいらっしゃいます。
もしも、指一本さえ、第一関節以上は痛くて入らない、ということがあれば、
婦人科で診察して頂くほうが良いと思います。

さて、指1本がしっかり入ったら、
そのままの状態で、おしっこを我慢してみて下さい。
指がギューッと締め付けられる感じが分かると思います。

そしたら、おしっこを我慢するのをやめて、一度指を抜いて、
今度は、おしっこをギューッと我慢した状態で、指を入れようとしてみて下さい。
痛くて入らないはずです。（くれぐれも無理しないで下さい。）

これが体験できれば、セックスの時に痛みがある理由が、
ご自分ではっきり納得できると思います。
無意識のうちに緊張して、膣の筋肉がギューッと締まったまま、入れようとしていたのです。

ですので、意識的に、膣の筋肉を緩めることができるようになれば、
彼氏さんを受け入れることもできるようになります。

練習方法は、先ほどやったのと一緒ですが、
(1)息をゆっくり吸いながら、おしっこを我慢する
(2)息を2～3秒止めて、おしっこを思いっきり我慢する
(3)ゆっくり息を吐きながら、おしっこを我慢する筋肉を緩める
これを繰り返して、指を入れて確かめなくても、
(3)の時に自分の膣の入り口がゆるんでいるぞ、と感じられるようになったら、

(1)を少し変更して、
(1)息をゆっくり吸いながら、おしっこを我慢しない
(2)息を2～3秒止めて、おしっこを思いっきり我慢する
(3)ゆっくり息を吐きながら、おしっこを我慢する筋肉を緩める
とします。
(3)から(1)へ戻るタイミングであれば、
指一本がすんなり入るはずですので、
指を入れたまま、(1)～(3)を繰り返して、
(1)の時に、ちゃんと膣の筋肉が締まってないことを確かめて下さい
（完全に、というのは難しいと思いますので、完璧を目指さなくていいです）

これもクリアできたら、(2)を省略します。
つまり
(1)息をゆっくり吸いながら、おしっこを我慢しない
(3)ゆっくり息を吐きながら、おしっこを我慢する筋肉を緩める
だけを繰り返します。
ここまで来れば、指一本なら、
どのタイミングでもすんなり入れられると思いますし、
(3)から(1)へ戻るタイミングなら、指2本も入れられると思います。
また、バイブやディルドーも（そして彼氏さんの男性器も）
入ると思います。

一度に最後まではできないと思いますので、
段階を踏んで、少しずつ練習して下さい。
また、ご自分の愛液だけでは潤いが足りないと感じるときは、
迷わずローションを使って下さい。
潤い不足でやっていると、膣内を傷つけてしまう原因になります。

また、日常の空いている時間に、
息を吸いながらおしっこを我慢する筋肉を締める、
息を吐きながらおしっこを我慢する筋肉を緩める、
という呼吸と筋肉の連動を練習しておくと、
緊張して思い通りに筋肉が緩められない、ということも減ってくると思います。

あせらず、ゆっくりと練習してみて下さい。
また、彼氏さんとなさる場合には、
「ゆっくり呼吸するから、私が息を吐ききったタイミングで入ってきてね」
とお願いするとうまくいくと思います。