別れ、距離の置き方｜恋愛と結婚のお悩み相談室

珠理さん、自然児と申します。男性です。

お付き合いしている彼から、精神的、肉体的に苦痛を感じておられるのですね。
これは、典型的な「デートDV」そのものです。立派な犯罪です。
すぐに対策を取った方が安全だと思いますよ。

まず、デートDVの場合、別れる時が一番危険です。
「ことを荒立てないで、穏便に別れたい」と思っていても、相手が簡単にあきらめない人が多いのです。
そのために、専門の人に間に入ってもらい、暴力から逃れる必要があります。

専門の人とは、警察（生活安全課）、弁護士などです。できるだけ、別れ話をする前に、これらの人に相談することをお薦めします。

しかし、いきなり警察に相談するのはさすがに気が重いでしょうから、あなたのお住まいの地域の
・男女共同参画推進センター
・都道府県、市町村の「女性相談コーナー」
などをお薦めします。
インターネットで「（お住まいの）市町村名　　DV相談」で検索すると、いろいろ相談先が出てきます。

別れ話をする時の、具体的な注意点を教えてくれます。
もちろん、相談者のプライバシーは厳重に守られます。
安心して相談してください。

このままずるずると、お付き合いを続けると、おそらくあなたが精神的、肉体的に、甚大な被害を受けることになりそうです。
そうなると、彼が警察に逮捕されることになります。

そうならないうちに、つまり、彼が逮捕される前に対応することが、あなたのためにも、彼のためにもなると思います。


彼を愛しておられましたね。基本的には優しい彼ですよね。
もちろんそうでしょう。あなたが愛していた彼ですから。
しかし、現実にあなたに暴力をふるい、あなたを精神的に拘束しているのです。
この暴力や拘束は、次第にひどくなっていませんか？

デートDVは、心と身体を傷つけられます。
暴力は、いかなる理由があっても許されることではありません。
それはたいていの場合、犯罪行為に当たります。
あなたが嫌だと思うことは、「NO！」と言ってもいいのです。

お互いの人権が尊重されて初めて、素敵な恋が生まれます。
DVを受ける相手とは、すぐに別れることを、強くお勧めします。

これ以上のトラブルが起こる前に、ぜひ専門機関に相談してください。
絶対に、一人で悩まないでくださいね。
強く応援しています！！！

（10ありがとう）

うわわわ…これはもう完全にＤＶですよ、大変でしたね…。
身体的暴力はもちろん、○ぬという脅しやお前が悪い、徹底監視するという心理的暴力（虐待）・男性との接触禁止という社会的暴力（隔離）、貯金への介入という経済的暴力（支配）。もうどっからどうみてもそうです。ポーカーでいうと役満一歩手前のストレートフラッシュです。でも事情を全部伺うと、もう実は役満完成しているかもしれませんね…。
これに反対するのは彼か、ＤＶしている人くらいのものでしょう。
ちなみに私がＤＶの核心部分だと思うのが、上記の様々な暴力の合間に見せる「つかの間のやさしさらしきもの」「かつてのやさしさの面影」です。これのために、みんな情にほだされてドツボにはまってしまいます。

彼の中では珠理さんのことを完全に愛しているのでしょうね。しかし、彼の思う「愛」というのは、万能の自分があなたを一方的に思うがままに支配できる状態のことです。あなたのことは極端にいうと物にしか見ていません。
彼のみせる「優しさ」や「気配り」というのは、全て、自分が人格的に優れているということを自分自身で確認する意味しかありません。そこは意識的に、はっきりさせるべきだと思います。
一般的に用いられる意味での「優しさ」とか「気配り」「紳士的態度」と、ＤＶの態度は両立しません。彼が形の上での行為が珠理さんにそう見えてしまっただけの錯覚・勘違いです。

はっきり申し上げて、これは世間一般で承認されている「愛」などという関係では、絶対にありません。相手に恐怖を感じたり、恐怖におとしいれることがどうして愛の関係といえるのでしょう。
彼のやり方（おそらく精神的ＤＶ一般）には、彼本人は意識していないでしょうが、典型的なマインドコントロールの手法が用いられています。恐怖を利用した洗脳的手法です。
そうでないと、他方で「全部全部、嫌」「苦痛」で恐怖を感じつつ、他方で「『絶対に別れたい』と言う訳ではない」「彼を愛していますし、結婚も子供も授かるのも本望ではあります」という、とてつもない異常状態が説明できません。
誰しも愛がない人間だと思われたくないので、そこにつけこまれているのです。
世の中には素晴らしい人もいる反面、彼のように天性の魔力をもつ人がたまに出現するのです。一家全員をコントロールして○しあいをさせた、なんていうとても悲惨な事件も起きました（北九州事件）。

このような人と会ってしまったのは、正直言って事故にあったのと同じです。かつての思いもあって切なくなるでしょうが、そこは絶対に振り切って強い決意をもって別れなくてはなりません。そこが振り切れないともっと悲惨なことになります。
かつての思いがわきあがってくることもあるでしょうが、その都度、「彼のやさしさに見えた態度は自己満足のものに過ぎずなんの意味もない、そうじゃないと説明がつかないもの。それにもう過ぎたこと。私はもう苦しみたくない。未来に向かって幸せになるんだ！」と強く強く再確認しつづけることが必要です。
そうでないと思いたくなる心の作用が働くでしょうが（誰でももっている性質です）、そこに負けてはいけません。負けてしまうと、また恐怖の日々の振出しに戻ります。

心理的には、人との接触を断つときには、徐々に会うのを減らすのではなく、一気に関係を断ち切ると効果的であるといわれています。途中で気を緩めてしまうと、ちょっかいをかけつづけられますので、一気に断絶するのがいいと思います。
「これ以上、私を脅かすようなことをすると、警察に連絡するから。もう何があっても絶対に会わない。連絡先もすてる。もうちょっかいかけないでね迷惑だから。さようなら。」と。
直接言うのは怖いでしょうが、その方が効果的だと思います。書置きなりメールだと、おまえの本心を知りたい！とかいって突撃してくる可能性が高いです。
でもどうしても怖いなら、メールでもいいと思います。とりあえず意思表示するだけでも前進です。
そうすると彼はなにかしら、愛がない冷たいやつだの、、俺はこんなにお前のことをこんなにも愛して尽くしてやったのに感謝しろよ無礼で最悪なやつだな、などと言ってきて動揺してしまうでしょうが、あーやっぱりきたきた、想定の範囲内ですわ、という感じで完全にスルーしましょう。
こうは言って頭ではわかっていても、いざ言われると動揺するでしょう。でもそこで負けて反応しちゃだめです。彼の膨れ上がったプライドをどうしても保つ必要があるための極めて独善的オナニー的捨て台詞にすぎません。

上記の北九州の事件の被害者も言っているのですが、「親戚に危害が及ぶと思った」というのが服従の心理です。この事件に限らず、自分以外の他人に危害が及ぶというのはよほど強く心理に影響するようです。
なので、このようなつけ込まれる余地のある心の性質が誰しも持っていることを強く意識して、それに流されないようにしましょう。
そして、悲惨な事件の二の舞にならないよう、影響が及びそうなご家族にできる限り全部話して、困ることがあったら直ちに警察や専門窓口に電話するように伝えておきましょう。隠しごとがあると不安になって事態が悪化する可能性があります。
なにせ、事故にあったようなものですから、ご家庭に不和などの問題がなければ、「男を見る目がなかった、ごめん。もし変なやつが来たらここに連絡して」と言ってきちんと協力をお願いすると、きっと理解してくれるはずです。

必要に応じて過去の上記事件や類似事件を勉強したりするのもいいし、頑張りつづけるのも疲れるでしょうから、色々気晴らしをしたり、こういうところでまたその都度相談したり、専門の相談窓口にかかって不安を打ち明けるのも有効かと思います。

追記：

追記ですが、別れ話を切り出した時に、彼が必死になってあやまってくるということが考えられます。
しかし、これもＤＶ男性の常套手段なので絶対に惑わされてはいけません。
本心かもしれないじゃんと思われるかもしれませんが、彼の場合は、今までの行為の積み重ねがあるのに、そう簡単にあやまるというのはとても不自然であり１００％その場しのぎの行為にすぎません。
そして落ち着いたら、また同じことを繰り返すのです。

いざ話をすると怖い思いもあるかもしれませんが、ＤＶ男性は、基本的には、狭い密室空間で、しかも女性という弱い人に対してしか強くでれないヘタレです。
もしかすると発狂しそうになって危険を感じることもあるかもしれないですが、彼と会うときは、二人きりにならず公共の空間で会い、すぐ警察に連絡できる状態をととのえ、味方になってくれる人と一緒にいれればまず大丈夫かと思います。
やばそうになったら「これ録音してるから」とかいえばいいでしょう。

お礼：

お礼：にんにくまんさま
ご回答ありがとうございます。
私は、「過去の恋愛経験」「男性へのポジティブな評価」「男性が働いている職場を選択」等、これらを「罪」とされ、「罰」を与えられ、今日まで生きてきました。「全部、お前が悪い」と言われましたし、『全部、私が悪い』と思ってしまえば、楽でした。『私が、気を付ければいい。そうすれば、彼は怒らないし、殴ったりしない。私が、頑張ればいいだけの話なんだ』と思って、ここまで来ました。
精神的皮膚疾患になっても、食欲不振になっても、体重が激減しても、心因性の健忘になっても、入眠障害になっても、自傷行為を始めても。それでも、ここまで来てしまいました。
にんにくまんさまに言われて、漸く、『ああ、私はDVを受けていたんだ』と、素直に認識することができました。本当に、ありがとうございます。
彼と、話してみようと思います。しかも、対処法まで追記していただいて…。心強いです！頑張ります。